2018年1月18日木曜日

2018年にはじめる新しいこと~共創を当たり前に~ (石坂)

こんにちは。島ぐらしコンシェルジュの石坂です。
本年もどうぞよろしくお願いします。

久米島町の人口減少対策に皆で取り組む「久米島ドリー部チャレンジ」。
そのチームの一つ、「久米島ブロガーズ」では、毎月共通のテーマについて
ブログを書いています。

1月の久米島ブロガーズのテーマは「新しいこと」です。
島ぐらしコンシェルジュでも、2018年の動きについて
考えはじめています。


2016年度は「早さ」


島コンを立ち上げた2016年度では、個人としては

「早さ」を意識して行動してきました。

DUAL AISASモデルを参考にしながら業務フローと役割を検討し、
まずはプロトタイプで googleサイトを構築し、
仕事や暮らしに関する情報を集め開示していきました。

周囲から頂いた情報を元にQ and Aをデータベース
(というほど大層なものではないのですが)化し、
相談対応を始めました。

情報や相談は「やって終わり」にするのではなく、
継続してコミュニケーションを取れるような仕組みとして
移住希望会員登録」の仕組みをつくり、運営しはじめました。

成果として、113件の移住希望会員、11件・21名の移住者の獲得
果たすことができました。


2017年度は「良いまちをつくるサイクル」


2017年度は、これまでは

「良いまちをつくるのを手伝う、伝える、
人が来たのを歓迎する・活躍してもらう」サイクルの構築を方針とし
活動してきました。

島コンに新規に追加が必要な機能を
・問題抽出→人材要件定義→人材確保(誘致、育成)→人材活躍支援
・島民の幸福支援(定住領域の充実)
と定めました。

その上で、
問題抽出や人材要件定義の為の基礎調査島コンラボや、

人材確保を目的とした人材紹介・マッチング、
町民主体のまちづくり「久米島ドリー部チャレンジ」の運営サポートなど、
様々な施策を実施してきました。

今年度の実績としては、本日時点までで
140件の移住希望会員、7件・12名の移住者の獲得を
果たしています(会員登録件数は増えているので、
Dual AISASモデルに基づくと移住へのS、A領域が課題かと思っています)。

まだまだこの「良いまちをつくるサイクル」づくりは
完成していないと思うのですが、
引き続き仕組みづくりをしていければと思います
(というか終わりのない仕事かと思います)。


いずれにせよ、ここまでは個人的には
(住民主体のドリー部チャレンジ以外)
自分自身で考え行動することが
多かったかな、と思っております。



2018年は「共創」


ちなみに島ぐらしコンシェルジュは、どちらかというと
「各人が良いと思う活動をそれぞれ考え、各自が主体となって行動していく」ような
スタイルをとっているな、と思っております。
ので、ここからは個人的に今年実現していきたいことについて話そうと思います。

2018年の取り組み方針としては、「共創」(きょうそう)を
掲げます。

アフリカのことわざに、こんな言葉があります。
「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」
これを実現させていければと。

移住相談や情報提供、施策の検討など、
様々な方の意見を聴き、対話を重ねながら実践していければと考えています。

例えば、転入の増える3月、4月に向かって、
転入者さんに役立つ情報や、転入者さんと島の人がつながりやすい導線を引くことを
目指し、「転入者版島ぐらしガイド」を作ろうと思っております。
(デザインしたものではなく、簡単なものになるかと思いますが・・・)

この「転入者版島ぐらしガイド」に挙げるべき情報を、
「島ぐらし応援団」の皆様とブレインストーミングを実施しました。




早さを優先するなら、自分一人で考え、実施した方が早いです。

ですが、今後は業務バランスなどを見ながらになりますが、
可能な限り色々な人の力を借りながら仕事をしていければと
考えています。そして、「関わってよかった」と思ってもらえるような
力を伸ばしていきたいな、と。

移住相談も島ぐらしコンシェルジュだけではなく、
様々な方をお呼びして実施できればと思っております。
やり方は検討しなければならないですが、謝礼や手当をお支払したりして、
「複業での島ぐらしコンシェルジュ」が島に何十人もいるような状態まで
到達できれば楽しそうです。

「共創」を軸にした、新しい地域おこし協力隊の制度も
提案、構築中です。うまくいけば、居場所とやりがい、学びがある
おもしろいコミュニティが創れるはず。

共創移住」も2018年では本格化していければと。
島内と島外のみならず、島内同士、島外同士、様々な
共創関係がつくれる可能性を感じています。
今後の日本に大切な移住定住・交流推進の仕組みを、
ここ久米島でつくっていきます。


「自治と成熟」に向けて


この久米島での生活のおかげで、今後自分が進みたい方向性が
見えてきました。大変感謝しています。
現在言語化に取り組んでいますが、個人や社会に対し
「自治と成熟」を目指していくような取り組みをしていくつもりです。


2018年度は、僕は最後の任期となります。
僕自身としては、自身の方向性に合致し、まちに貢献できる自分の働きがあり、
良い関係が共に創れるようなら、任期後も久米島に住み、
関わっていくことができればと考えています。

そのような関係が創れるよう、頑張りたいと思います。
今年もよろしくお願いします。