久米島はすでに梅雨があけ、夏です。
皆様お住まいの地域ではいかがでしょうか。
久米島に暮らしていると、時たま突然、美しい景色やものに出会います。
陽光の中満開に咲く花、エメラルドグリーンの海、
燃えるような朝焼け、大切に育てられた作物、雨上がりの星空・・・
ですがその時疲れていたり、眠かったり、急いでいたりなど、
通りすぎてしまうこともしばしば。
そんな時、レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」の一節を思い出します。
そして、「やはりその美しさを逃さないようにしたいな、できるだけ・・・」と思うのです。
「わたしはそのとき、もし、このながめが一世紀に1回か、あるいは人間の一生のうちにたった1回しか見られないものだとしたら、この小さな岬は見物人であふれてしまうだろうと考えていました
。」
「けれども、実際には、同じような光景は毎年何十回も見ることができます。そして、そこに住む人々は頭上の美しさを気にもとめません。見ようと思えばほとんど毎晩見ることができるために、おそらくは1度も見ることがないのです。」
「たとえ、たったひとつの星の名前すら知らなくとも、子どもたちといっしょに宇宙のはてしない広さのなかに心を解き放ち、ただよわせるといった体験を共有することはできます。そして、子どもといっしょに宇宙の美しさに酔いながら、いま見ているものがもつ意味に思いをめぐらし、驚嘆することもできるのです。」