2016年5月26日木曜日

亜熱帯にもペンギンがいた

皆様は、「ファーストペンギン」という言葉を 聞いたことがありますでしょうか? 南極で暮らすペンギン達。群れが生きていく為には、 海にいる魚を獲る必要があります。 でも、海にはシャチやトド等の危険な動物が沢山います。 そんな中、リスクをとり、一番先に海に飛び込む存在。 それが「ファーストペンギン」です。 Penguin 昨日 久米島病院の看護部長のお話を伺い、 「ああ、この方はファーストペンギンだ」と、そう思いました。 そして、この亜熱帯の島、久米島にも、 多くのファーストペンギンがいるのかもしれない。 そんな予感を感じました。 例えば、その看護部長は、 「全国の島々が集まる祭典 アイランダー」で 看護師の募集を初めて開始されたそうです。 その頃は物産や観光PRなどが基本で、 「こんなところで募集しなきゃいけないなんて大変ね」と、 同情や哀れみの目で見られたらしいですが、 今では他の自治体、病院も追随する形で当たり前のようにされているそう。 また、看護師さんの定住に関しても先見の明があります。 普通なら「いかに定住、永住させるか」という視点に行きがちですが、 「移住定住に関する人が出て行ってしまうのはしかたがない」 「だけれども、島にいられる期間が長くなるように」という視点から、 看護大学院を併設されたり、奨学金制度の導入など、 様々な施策を考え、実行していらっしゃいました。 僕達の仕事は移住定住促進ですが、 それにも非常に示唆に富んだお話を伺うことができました。 「もっとお話を聞きたい」そう思っている中、時間切れとなってしまいました。 まだ僕たちは島に来たばかりで、知らないことだらけなのですが、 きっと魅力溢れる「ファーストペンギン」と 呼ばれるにふさわしい方々が、この島にはまだまだ 多くいらっしゃるんだろうな、という予感がしました。 このようなお話を、ぜひ皆様にもお届けしたいです。 インタビューのような形で紹介できればと思っております。 ご期待下さい! (石坂)