島ぐらしコンシェルジュ石坂です。
久米島では梅雨が明け、気持ちのいい晴れの日が続いています。
仕事終わりにバイクで島を走り回ったり、
休みの日にはビーチでお酒を飲みながらボブ・マーリーを聞いたりと、
夏を満喫しています。
観光地化されておらず、毎回訪れても~数人としか一緒になりません。
プライベートビーチ状態です(笑)
思ったのが、「もしこのビーチを独り占めしようと思ったら、いくらかかるのだろう」
という事。土地代だけで億はかかるんじゃないでしょうか。
プラスして、固定資産税や道路のメンテナンス等・・・。
大富豪でないと手に入らないと思います。
では、僕たちはなぜこのような美しい砂浜を利用することができているのでしょうか。
それは、「所有すること」をしていないからだと思います。
「シェアしている」からです。
所有の欲求を手放し、シェアすることを覚えれば、島民全員が
大富豪のような暮らしさえ実現できる、そう言っても過言ではないかもしれません。
まちづくりの目的は何でしょうか。
その地域に住んでいる人が豊かで幸せな暮らしができること、だと考えます。
では、豊かさとは何でしょうか。
わかりやすく、ポイントで考えてみます。
広く快適な芝生。これを活用可能な状態を10ポイントとします。
自分の庭に芝生を植え、育てたとします。
このメリットを享受できるのはその家の人ですから、
10✕人数分、例えば4人家族なら40ポイントの豊かさが発生しています。
この芝生を、誰でも入れるような状態にしたらどうでしょうか。
向こう三軒両隣の家族が頻繁に利用したとします。
全員4人家族としたら10✕24人=240ポイントの豊かさが発生します。
「芝生」を維持する為の投入コストは同じですが、発生する豊かさは6倍です。
大富豪は、お金の力を使い、
自分の享受できる豊かさポイントをより大きくしていきます。
ですが、我々一般市民でも、分け合えば分け合うほど、
豊かさポイントが向上でき、大富豪と同じだけの豊かさを味わえると思います。
大富豪のような暮らしを0円で実現する方法。それは、所有欲を手放し、
分かち合うことだと思っています。
勿論、全てを分かち合う必要はないと思います。
でも、シェアカーや住み開き、シェアハウスや入会地のような場所、活動を
充実させていくことが、最も投資対効果の高いまちづくりの秘訣なのかもしれない、と、
夕日に染まる空と海を眺めながら思いました。
豊かなまちづくりの為のシェア。
いろいろ実験していきたいです。