こんにちは、
島ぐらしコンシェルジュのフルヤです。
■「田舎って飽きませんか」という質問。
久米島は離島です。
自然が豊かで、山あり、海あり、おっきな空あり…というかそれが主ですね。
確かに立派なゲームセンターとか、娯楽施設とか、ありません。
なので、「田舎って飽きませんか?」とよく聞かれる気がするんです。
そう聞かれると、移住して四ヶ月の私は
「いつか自分も久米島に飽きちゃうのだろうか…」
とちょっと不安になったりしていました。
「飽きそう」と思う理由として、
「娯楽がないからつまらなそう」「風景はキレイだけど毎日同じだから飽きそう」
ということをよく言われるのですが、いつもうまく返答できず…
■久米島を満喫している移住者のお話を聞きました
しかし、先日移住して五年ほど経つ方にお話を伺って、考えが変わりました。
その方は都会から移住された方で、都会にいた頃は週末はショッピング、
仕事の後は飲み会と、きれいに着飾ってまさに都会的な過ごし方を
満喫されていたとのこと。田舎で暮らしたいなんて考えたこともなかったそうです。
■娯楽がない→楽しい時間を自分でつくる。そうすると充実する!!
しかし、縁あって久米島で暮らしてみたら、
島には何もないので、自分で楽しみを見つけるしかない。
オフの日にご友人と昼から海でビールを飲んだり、
スポーツをしたり三線を弾いたりと人と関わりアクティブに活動していたら
趣味や興味も広がってお仕事も生活も充実してしまい
もう都会での生活には戻れないとおっしゃっていました。
久米島は都会にあるような、受け身でも楽しめる娯楽がないので、
自分でスポーツをしたり、古典芸能を習ったり、自ら動いて
人の輪に加わっていかないと確かに楽しく暮らせないかもしれません。
でも一旦入っていけば、
思った以上に歓迎して受け入れてくれる風土があるように感じます。
趣味が増えるとともに人間関係も広がって、
徐々に地域の一員、島の一員としての一体感を感じられると、また嬉しいですよね。
■風景が毎日同じでつまらない→変わらない風景の小さな変化を楽しむ
毎日目に入る風景も、海を「海」としか見ず、
空を「空」としか見なかったら、確かにこれも飽きてしまいます。
しかし、この方は「毎日違う海の色を見られるのは本当に贅沢」とも
おっしゃっていました。
そうなんです!
海も空も緑も、よく見たら毎日、というか刻々と変化しているんです。
晴れの日の空、夕暮れの空、雨の前の空…全部違います。
それを見つけて喜べる人であれば、毎日飽きるどころか発見と感動の
連続で過ごせるかもしれません。
■「田舎って飽きませんか?」への答え
なので、『田舎って飽きませんか?』という質問には、今後
『久米島だったら
「人の輪に入っていき、自分で楽しみを見つけられる人」
「島の風景の小さな変化に気づける人」
なら飽きないんじゃないでしょうか??』
と答えてみようかなと思ったのでした。
私は幸い、よくしてくださるお友達にめぐまれ、
島の海や空の色が変わるのを見るのも大好きなので、
飽きることなく暮らせそうな予感がしています。
みなさんはいかがでしょうか?